週毎で書くのは半月ぶりくらいです。この週末は風邪気味でダウンしていたのでリハビリがてら、投資方法について整理したいと思っています。
どれだけタネを突っ込めるか、リスクを取れるか次第ではありますが、経験談から語ると月数万~数十万程度稼ぐ事は可能だと思います。
多田野的の投資スタイル
投資方法
6月から「1321 日経平均225 ETF」と「1306 TOPIX ETF」の信用売り買いを始めました。
分かりやすくスイングトレードと言っていますが、多田野の投資方法は「株価指数が上がったら信用売り・返済売り、下がったら信用買い・返済買い」を繰り返しています。
(金額は伏せますが)結果論から言えば、この5か月間は、毎月本業の月収程度は稼いでいて、投資の儲けはそのまま待機資金や現物株買い増しに充てています。
「月収程度稼げているなら、働かなくてもいいじゃん?」
仰る通りです。そう思ってリタイアも検討したのですが、スイングトレード*は毎日継続的に儲かるわけではないので、精神的に不安定になりそうだったので、継続して真面目に働くことにしました。
*「上がり続ける/下がり続ける相場」「あまり動きのない相場」では収益があげらません。

配当収入だけで食べられるようになったら、また考えます。
保有する同一銘柄の信用売り・買いの株数が同程度
これは何を意味しているかというと、売りと買いが同じ株数であれば、(現引/現渡や市場を通じた「間接的に」)解消が可能なので、「いつでも損益が確定できる」という事です。
実際には、保有し続ける限りコスト(金利や貸株料等)は発生し続けますが、数千万単位の短期取引をしている中で年利1%や2%の手数料は大したことはありません。
なので、損益確定できる安心材料を持ちながら、敢えて手仕舞いはせず、上げ下げ相場の波に乗っていくことが出来るので、この状態にあると落ち着きます。



現実には上げ下げに応じて売り買い株数は増減するはずなので、
「売り買い揃っている状態=投資効率の悪い状態」とも言えます。
なお「間接的に」と書いた通り、直接”売り建玉”と”買い建玉”をぶつける事は出来ず、「信用買い建玉に対して現引→現物入手→信用売り建玉に対して現渡」か市場で建玉を売り買いする事でしか解消できません。
市場売買はリスキーなので、確実に損益確定したい場合、買い入れる現金を持っている必要がある為、委託保証金率に関わらず、ある程度の現金を持っておくことが望ましいです。
委託保証金率が50~100%ある
信用取引は、保有資産(現金や株)を担保に大体3倍程度の取引が出来るというもの。委託保証金率100%とは保有資産と同額の信用取引残高を持っているという事です。
つまり委託保証金率100%の場合、信用取引の保有株が紙くずになった(価値ゼロになった)としても、保有資産全てを差し出せば、ゼロにはなりますが借金は背負わずに済みます。



日経平均225やTOPIXが価値ゼロになる事は、日本経済自体が終わらない限り起こらない為、多田野はこの株価指数を取引銘柄に選んでいます。
この100%をベースにどこまで踏み込んでいくか・・・ここは個人の好みがだいぶ入ってきますが、多田野の感覚では50%台くらいまでは安心ゾーンかなという所。
委託保証金率の観点でも、同一銘柄の信用売り・買いが同規模なら、株価が上がろうが下がろうが委託保証金率のパーセントには影響しない点が「落ち着く」材料の一つとなっています。
現在の心地よいポジション
考え方はこれまで述べた通りなのですが、纏めますと以下の状態が非常に”据わりの良い”状態です。
- 日経平均225やTOPIXといった、多数の企業の株価から構成される株価指数取引
- 同一銘柄の信用取引残高が売り買いでほぼ同数(あくまで理想値→投資効率は良くない為)
- 委託保証金率は50%以上
- 保有資産の内、現金はある程度余裕を持たせる
投資について言っておきたい事
日頃多田野が思っている事をつらつらと。
投資スクールの大体は詐欺かも
「お金の稼ぎ方をお金を取って教える」行為は詐欺なんじゃないかと。言い換えれば、単なる商材商法です。
そして売り込んでくる人に「一体私は何が得られるのか?」と確認してみてください。誰一人ハッキリした回答はくれないはずです(逆に必ず儲かるという回答をくれる場合は、違法です)。
投資の基本は「安いものを買い、高いものを売る」です。基本的に株価は上がり一辺倒、下がり一辺倒ではない為、この波の満ち欠けを学んで、その波に乗れればいいだけです。
勿論、先人の経験を学ぶ事は無駄ではありませんが、売り買いの判断をするのはあなた自身です。



良心的な投資スクールも無い訳ではないと思いますが
「最後は自分しかいない」という事を念頭に動くべきです。
FXや仮想通貨は”投資”ではなく”投機”
投資と投機の違いは割愛しますが、株価はある程度その企業の資産や業績といった裏付けがありますが、為替通貨は裏付けが一要素にすぎず、仮想通貨に至ってはその価値の裏付けは全くない状態です。
投資も投機もゼロサムゲームには変わり有りませんが、投機はより情報や資金力があるものが勝つゲームなので、勝者になる確率は非常に低いですし、勝者であり続ける確率はさらに低くなります。
お金に困っている人がFXで大やけどするケースは後を絶ちませんが、投資の素人がなぜいきなり階段三段飛ばし四段飛ばしに挑戦するのか?非常に謎です。まずは一段ずつ上り、慣れたら一段飛ばしを試みるべきです。
その意味では、個別銘柄一本釣りよりも、株価指数に挑戦してみるのも一考です。大きく儲けられることはありませんが、適度にスイングトレードが楽しめ、紙くずになる事も(おそらくは)ない。



多田野は過去の個別銘柄取引の失敗から
株価指数での取引に辿り着いています。
最後に
本当は、具体的な保有資産額や収入額を書いた方が、話の説得力は増すのかもしれませんが、ネット上でそれをやる事のメリットが私にとって何もないのでこんな感じでいいかなと。
信用できる、或いは共感できると思ってもらえる人にさえ刺さればいい話かなと思います。



投資スタイルや投資哲学は人それぞれですので
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