1周、いや2周回って、逆に新しい?
今時点で最終話を残すのみ(ABEMAは先行配信済み)→第2期あるのかしら?
当初全くノーマークでしたが、ネットニュースで見かけて、EDが「気分上々↑↑」は「昔良く聴いてたなぁ」と思いながらアニメ本編観ると見事にハマりました。
全体的に新しいんだか古いんだか、良く分からない不思議な雰囲気漂う作風。
ハマった要素
色々考えてみたけど、この辺りが多分30代40代の層にマッチしたんじゃないかなぁと。
- 「三國志」の要素
- 2000年前後のギラギラ感
- AVEXの力の入れ具合
もちろん、どれにも該当しない人には新鮮そのものだと思います。
「三國志」の要素(超古い)
諸葛亮孔明は実際には謎も多く、評価の分かれる*人物ですが、あの外見は横山光輝先生が確立したといっていいですね。あれ以外思い浮かばない。
*孔明が五度にわたる北伐を強行したことで蜀の国力が衰退していったと指摘する意見もありますが、国土や人材の差は魏と比べて圧倒的で、時期の違いだけの問題かな(北伐をしていなかったとしてもいずれ衰退したのではないか)と私は思っています。
なお、「遥か昔の傑物が現代の渋谷に・・・」となってるので、最新の世の中かと思いきや、ちょっと違うよねと。
2000年前後のギラギラ感(古い)
「気分上々↑↑」の原曲は2006年なんですねぇ・・・20代の時に聴いていました。
個人的にしんどい時期で、スピッツとかこの曲とか聞きながら頑張って仕事に行っていたことを思い出します。
時代的に2006年のヒット曲はこんな感じだそうです(カツン全盛期!)。
- 1位 Real Face. KAT-TUN.
- 2位 粉雪 レミオロメン
- 3位 青春アミーゴ 修二と彰
- 4位 抱いてセニョリータ 山下智久
- 5位 SIGNAL. KAT-TUN.
- 6位 ただ・・・逢いたくて EXILE.
- 7位 しるし Mr.Children.
- 8位 純恋歌 湘南乃風
「気分上々↑↑」から「現代の渋谷」を連想するとしても2000年代タイムスリップどまり、なのかな?
AVEXの力の入れ具合(古い)
AVEXも昔は①アニメの権利と②OP/EDの歌唱権を取って、③アニメも楽曲も売るスタイルでした。
古いけど「頭文字D」とか全盛期の畳みかけ(ゴリ押し感)を覚えている人も少なくないのでは?
その後、全盛期(浜崎あゆみ全盛期)も過ぎ、AVEX自体は時代の変化に乗り遅れた格好だけど、久々にあのガチぶりが見られた。
トータル→少し新しい!?
原作自体は2019年から連載中という事で新しい、と。発想は「三国武将を近未来の日本に持ってくる」の一本釣りなんだけど、これを思いつく原作者の発想力がすごい!
私も「孔明はかくありき」とか「あの頃は」なんてボヤくこともなく、素直に楽しめました。作品の端々から作者の三國志愛が伝わってくる様でした。
今期(4-6月)アニメは良作が一杯で忙しいです。
それよりも「DMM pictures」が衝撃すぎて。DMMってもはや当初のAV系の会社じゃないよね。
2023.10追記「ドラマに降臨」
まさかこの記事に追記することになろうとは思いもしませんでした。このまま黒歴史として触れずの放置になるつもりでしたが・・・
今更ですが、ドラマでやってます。フジテレビも何をとち狂ったのか?と思いましたが、少なくとも孔明を向井理にしたキャスティングは多田野的にはかなり成功だと思っています。
あのイケメン&(良くも悪くも)抑揚のない語り口で、「「麒麟が来る」の足利義輝は妙にマッチしていたのに、「警部補ダイマジン」の演技(というかドラマそのもの!?)はどう評価すればいいんや?」と心中ざわざわ。
結構パリピ孔明って普通に考えると無茶なことを孔明のもっともらしい説明で押し通すところが魅力(というか、押し通せないと話が成立しない)と考えていますが、無理なく無茶なことをスーッと通してしまう。
「お前、超孔明じゃん!」が頭の中から離れない。
そんな謎の説得力が、向井さんのあの演技にはあると思っています。毎週楽しみにしています。
「おいおい!」と突っ込みながら見るのが楽しみ。
一言でいえば「はまり役」になりそう。
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