【卒FIT】家庭用蓄電池を導入しました

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「卒FIT」について

我が家では、2010年7月に太陽光を導入、「FIT(太陽光余剰電力の固定価格買取制度)」で10年間は1kwh=48円で余剰電力を買い取ってくれました。

この太陽光導入後10年が経過してFITによる固定価格買取期間が終了する事を「卒FIT」といいます。

1kwh=大体8円~11円位で売電する事になるのが一方、各電力会社の電力プランによると電気代が1kwh=15~35円位だと思いますので、「電気を買うときは高く、売る時は安く」、という”逆サヤ”状態になります。

地域によって売電価格は差があり、九州など西の方は日照時間が長い(太陽光発電量が多い)為、売電価格は低い傾向にあります。

ただの

各社買取価格を比較した限りでは、ENEOS太陽光買取が割といい感じです。

因みに、当時(2010年)は設備代金がまだ高価だった為、投資分はペイできてません。今は設備費用も大分安くなって来ましたので、良いタイミングかもしれません。

エネカリ(東京電力の機器リース)を利用しました

エネカリを見掛けて面白そうだと思い導入しました。電力不足やピーク分散要請も出ましたので、精神的にはあると安心ですね。

金銭的にメリットがあるかについては、各導入家庭毎で異なると思いますが、ペイできる家庭はそう多くないと思います。

ただの

もう少し蓄電池が量産されてコストが安くならないと普及には繋がらないかな。

導入費用お値段等はエネカリHPに記載の通りなので割愛しますが、10年または15年の支払い期間を選択します。毎月の支払い額には金利分も含まれる為、割高とはなります。

契約期間中はメンテナンスフリー(故障時は24時間365日対応で修修理交換費用は不要)。かつ支払期間満了後所有権移転されます。これをメリットと考えるかどうかが”決め手”だと思います。

蓄電池のメーカーは京セラ一択です。

ただの

「世界初のクレイ型リチウムイオン蓄電池内蔵システム」だそうです。

なお、東京都の蓄電池導入補助金は1kwh当たり10万円です(前年度申請は@7万円)。東京都はかなり力を入れています。

我が家での導入結果

申込みは1月で、3月設置予定でしたが、機器の手配が付かず最終的に6月設置。

6月の電気料金はまだですが、6/18の時間別電気使用量(買電量を示すグラフ)は以下の通り。

23時-翌7時までの1kwh単価が安い時間帯に蓄電池に充電し、日中使う設定*。太陽光発電しても蓄電池が一杯で売電に回るケースはご愛嬌です。*蓄電池に夜間充電せず、太陽光発電分のみで充電する設定も一応あるにはあります。

因みに、導入直前(6/2)は以下の通り。主に0-4時と17-23時に差があるのがお分かりかと思います。

なお、電気の使用感等は導入前後では何も変わらないので、その点不安はありません。

結論<基本的に儲からない>(7/24追記)

「安値で太陽光発電分を売電したくない」要望を完全に満たすケースは、「太陽光発電のみで蓄電池への充電を賄う場合」です。

実際には、発電量や蓄電池容量、天候に左右されるため、100%の実現は無理と思います。

あ、でも夢は有ります!!多分・・・

電気料金が出たら、導入前後の費用的な違いを改めて検証の上、このページ更新しますのでお楽しみに!

(7/24追記)蓄電池使用して丸ごと一か月分の料金が出ましたが、前月並びに前年同月から電気使用量も電気代も増えたので単純比較は出来ませんが、1kwh=20円の増加の為、昼時間に購入しないよう一応の効果はあるようです。

ただの

前年同月からは燃料調整費も上がっているでしょうし。同使用量なら電気代は下がっていたのだろうと思います。

追記(8/4)「猛暑時の実績」

2022年8月3日、猛暑の東京。エアコンガンガンかけて、この日は16kwh使いました。

7時以降は蓄電池からと当日発電分でやりくりしていましたが、17時には蓄電池も空になってしまい、電気購入という感じです。

深夜帯も利用が多いのは、エアコン付けて寝ているからです。それでも一部屋だけだからねぇ・・・使用量半端ないです。

追記(10/8)9月までの料金比較

6月に蓄電池を導入して4か月経過しましたので、電気料金の変化を検証しました。

請求が1か月遅れの為、実際には7月からの電気料金が、蓄電池システムが入った実績となります。

結論としては、前年同月比で、電気料金も電気使用量も大きな変化はありません。電気使用量そのものは私の家の使い方なのでここでは検証対象外ですが、単純割した単価が前年同月比殆ど変化なし。

電気料金が値上げされているなら、(単純割ですが)単価部分が上昇するはずなので、蓄電池の効果が出ている(昼間の高単価の料金を買わなくて済む)と思われます。

とはいえど、見た目だけ言えば、「蓄電池導入後も電気代は変わっていない」となるので、金銭的なメリットは実感しづらいですね。

ただの

電気代に加えて蓄電池代も毎月払ってますからね

引き続き検証を続けます。

追記(12/3)11月までの料金比較

10月と11月を追加しました。11月は電気使用量が前年より一時的に多かった(洗濯物乾燥に除湿器を使う頻度が高かった)事もありますが、数字にすると単価は若干ですが確実に上がっていますね。

冬は日照時間が短くなり、日当たり角度が悪くなることで発電量が減る傾向にあるので、発電による節電効果は春秋よりは悪くなります。

ただの

夏が一番発電量が多いようなイメージがありますが、
夏はあまり発電効率は良くありません。

追記(2023.10.26)

申し忘れました。その後の電気料金の振り返りは以下の記事で述べていますので、よろしければご覧ください。

「自家消費プラン事業助成金」(東京都)

昨年2月に家庭用蓄電池を契約しましたが、令和3年度は以下の通りでした

(令和3年度)自家消費プラン事業

・機器費の1/2 ただし1戸当たりの上限額は次のいずれか小さい額(※)

(ア)蓄電池システムの蓄電容量(kWhを単位とし小数点以下第3位を四捨五入)に1kWh当たり70,000円を乗じた額

(イ)420,000円

ただの

多田野家では5kWhの蓄電池を導入した為、
7万円/kWh×5kWh=35万円です。

この度、TEPCOホームテック(リース契約先)から、今月お金が振り込まれる予定の通知が来ました。

年間約10万円を15年間払う契約なので、総額から考えれば2割程度の戻りに過ぎないのですが、ちょっとウキウキですね。

ちなみに令和4年度は大幅に増額されていますので、orzでした・・・

蓄電池システム

助成対象機器助成率上限額
■2023年1月30日以前に申請をされた方
蓄電池システム機器費の1/2【太陽光(4kW以上)と蓄電池を併せて設置の場合】 以下のうちいずれか小さい額(最大1,000万円)(a)蓄電池容量:10万円/kWh(100kWh未満)(b)太陽光発電設備容量:20万円/kW 【太陽光(4kW未満)と蓄電池を併せて設置又は蓄電池のみを設置の場合】 10万円/kWh(最大80万円/戸)
■2023年1月31日以降に申請をされ方
助成対象経費の3/4【太陽光(4kW以上)と蓄電池を併せて設置の場合】 以下のうちいずれか小さい額(最大1,500万円)(a)蓄電池容量:15万円/kWh(※)(b)太陽光発電設備容量:30万円/kW 【太陽光(4kW未満)と蓄電池を併せて設置又は蓄電池のみを設置の場合】 15万円/kWh(※)(最大120万円/戸) (※)ただし、蓄電容量が5kWh未満の場合は19万円/kWhとし、5kWh以上6.34kWh未満の場合は、上限95万円
家庭における蓄電池導入促進事業 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業

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