多田野は少なくても15年以上は自分で保険に加入しています。
各社で見積もりを取って見積もり金額を比較するわけですが、どうしても譲れない(削ってはいけない)条件もある為、2回目以降はすぐに契約更新が出来てしまいます。
契約更新は同じ保険会社でという事も多いですが、ニーズが変わる事もある為、不定期ですが数年おきに乗り換えるケースもあります。今年も更新タイミングに差し掛かる為、記事にしてみます。
見積もり時の主な検討ポイント
当然、保有する車は人それぞれですが、車ごとに型式別料率クラスが定められており、この部分はどの保険会社で契約しても変わりません。
その為、それ以外の例えば以下のような検討ポイントをどう選ぶかで金額が変わってきます。
運転者年齢条件
運転する人の年齢を限定します。当然ながら年齢が高いほど保険料が下がります。
「運転者の年齢なんて決まってるじゃん」と思われがちですが、「35歳以上」など、細かく分類してくれる保険会社もある為、条件ラインナップは一律ではありません。
高年齢の方にとっては保険料節約につながる可能性もある為、一度各社の条件ラインナップを見る事をお勧めします。
なお、高齢者の保険料を上げるような保険会社は、今の所なさそうですが、いずれ設定されるのではないかしら?
運転者の補償範囲
「本人のみ」、「本人と配偶者」、「本人と配偶者とその同居の親族」、「制限なし」に区分されます。利用ニーズできまってくる為、あまり悩むところではないですね。
当然ながら左から順に保険料が高額となります。
相手方への補償(対人・対物)
対人は”無制限”一択です。対物は可能な限り無制限が望ましいです(一言で”物”と言っても、色々ありますので、とんでもない高額補償の可能性もないとは言えません)
任意保険を検討される方でここをケチる人は居ないとは思います。
自分や同乗者への補償(傷害保険)
特に家族しか乗せない場合、保険料を抑える検討ポイントです(数百円程度の差ですが)。但し、「無保険車」に対する備えは考慮した方が良いと思います。
無保険車との間で事故にあった場合、相手方の保険で補償出来ない為、自分の保険から補償して貰うのが「無保険車傷害特約」です。
車両保険
多田野は昔は”エコノミー”を契約していましたが、数年前から”一般”を契約するようにしています。
エコノミー型では、相手車の登録番号等と、その運転者または所有者が確認できた場合のみ補償される為、当て逃げでは泣き寝入りする事になる為です。
保険料が高くなる主な項目が車両保険になるのでケチりたくなる所ですが、いざという時に補償してもらうのが保険を掛ける目的なので、保険料節約のために補償を諦めるのは本末転倒です。
免責金額※を高めに設定する事で、保険料を抑える事は可能ですのでご検討ください。※補償が必要な時、一定金額までは保険会社が支払いを免責される金額。車両に損害が起こっても、保険会社が支払う必要がない、或いは支払う金額が減る事から、保険料に反映されます。
保険料を節約するなら、「補償範囲を狭める」のではなく、「補償金額を少し減らす」方がストレスが少ないです。
弁護士費用補償特約
相手方との交渉に弁護士を立てる場合の費用を補償してくれます。多田野も昔事故を起こしたことがありますが、相手方との直接交渉は踏んだり蹴ったりで精神的に疲れます。
基本的には「保険会社同士で交渉」のはずなのですが、直接相手から電話が掛かってくる事が止まず、とは言っても加害者から被害者に電話を止めてくれとも言いづらく・・・
相当昔に、オートガレージ経営者のハーレーとぶつかって、相手方が被害割合が飲めないとか「そんなの知らないよ」という様なクレームを直接寄せられ閉口した記憶があります。
これまで弁護士に依頼するような事故を起こした事はありませんが、事後処理は本当に大変なのを実感しているので、これは付けておくべきだと考えています。追加保険料もそんなに高くありません。
その他
「ファミリーバイク特約」は、バイク保険単独よりも補償範囲が広くなる為、断然特約の方がお勧めです。
その他の特約(自転車賠償等)は、自動車保険の会社を乗り換える可能性があるなら、個別の保険に入っておいた方が良いですし、出来るだけシンプルな条件にした方が保険会社間の見積もり比較がしやすくなります。
自転車保険は「全日本交通安全協会」のサイクル安心保険がお勧めです。機会があれば別途お話します。
選んだ保険会社は?
上に述べたような検討ポイントを参考にしながら、各保険会社のHPで見積もりを取得していただくのが一番の近道です。(一括取得は細かい条件が設定・比較できないので避けた方が良いです)
多田野の場合ですと、ここ数年は「イーデザイン損保」で契約していましたが、現在は「三井ダイレクト損保」で契約しています。理由は大きく以下2点です。
車両保険の設定可能条件(あくまで好み)
多田野が車両保険を掛ける際のスタンスは「大きな事故があった場合は保険を使うけど、小さな事故は自腹で払う」です。
保険を適用すると、ノンフリート等級が3段階上がり次回以降の保険料が高くなる為、「3年トータルで保険適用は本当に得なのか?」を考えた上で適用判断すべきです。
その為、補償範囲を狭めずに保険料を抑えるためには、「車両価額が過度に高くない事」、「免責金額をなるべく高額設定できる事」が必要ですが、特に前者が保険会社によって設定可能な金額が異なります。
設定条件が一番考えにマッチした保険会社に決めたという事です。
確かに料率クラスは固定なのですが、その車にどういう車両保険を掛けるかは保険会社によって多少ばらつきがあり、いくつも見積もりシミュレートして、比較してみるしかありません。
クラブオフ(あくまで付加価値)
あくまで前述の車両保険がマッチした上での付加価値の位置づけですが、三井ダイレクト損保に最終的に決めた決め手としては「クラブオフ」があります。
クーポンを1回使ったか位なので、これだけを理由に契約する事は無いですが、自動車保険にプラスアルファのサービスでお得だといいよねという事で、好印象なポイントでした。
まとめ「保険料節約を心がけるも、補償はケチらない」
事故を起こさない事が何より大事ですが、万一起こってしまった場合にご自身や家族や相手方に迷惑を掛けない為の補償なので、数千円程度の保険料節約の為に桁違いの損害を背負うのは本末転倒です。
選定の要点を押さえつつもメリハリある条件設定にする事で、適切な対価を支払うようにしましょう。
心配しなくても、何回か契約していれば、どういう内容を契約すれば自分にマッチするのかは、分かってくるはずですます。
以下に、多田野の場合の検討ポイントを載せておきますので、迷った場合は参考になさってください。
- 運転者は夫婦のみ。「夫婦限定特約」を付ける
- 「対人賠償」は無制限。「対物賠償」は大きい方がいいが、保険料見合いで検討
- 車両保険は「一般」(Notエコノミー)。「免責額」は保険料を抑える形で設定
- JAFは未加入。「ロードサービス付き」とする
- 「弁護士特約」は付ける
- 「ファミリーバイク特約」原付を持っている場合は契約する
- 上記以外は保険料見合いで要否や設定金額を検討する
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