5/9から口座開設申し込みが始まったJRE BANK。数日考えたのち、先ほど申し込みましたが何とも微妙な感も。
結論「JR東日本管区内に住んでないとメリットは薄い」
私、東京在住ですが、最寄り駅はJRではなく、通勤でJR使う事はありません。Suicaは私鉄乗車でも使いますが・・・まぁ、初回特典あるし、ネタ的に面白そうなので申し込んだという所です。
Suicaも生き残りを掛けた戦場へ・・・
今、私鉄やバスを中心にクレジットカードのタッチ決済で電車やバスに乗れる実証実験を行っています。
あくまで実証段階の為、そのまま採用されるかどうかは分かりませんが、面白いのはPasmo等の交通系電子マネーを採用している私鉄やバス会社が実証実験を受け入れている点。
同じく交通系電子マネーを展開するJR東日本がこの実証実験を受け入れる事は無いと思います。
交通系電子マネーはNFCのType-Fに分類されますが、JR東日本はこのType-Fを展開するFeliCa Networksの大株主(15%保有)でもある為です。
以前も同様の記事を書いたことがあるので、詳しくはそちらを参照ください。
鉄道以外の収益を上げる必要あり
COVID-19によって、鉄道利用客が大幅に減少し、収入が大幅減となった事は記憶に新しいですが、現在も以前の利用量までは戻らず、今後の人口減少もにらむと、収益ポートフォリオを再構築する必要があるでしょう。
そこで、金融ポートフォリオに新たに銀行を加える※事で、(「銀行で儲けよう!」とよりは)ビューカード事業と、鉄道事業への送客を狙ったというのが実際のところだと、多田野は見ています。
※「JRE BANKは、株式会社ビューカードが楽天銀行株式会社を所属銀行とする銀行代理業者として各種契約締結の媒介を行う際のサービス名称」なので、厳密にはJR東日本の銀行ではないです。
JR東日本営業路線内のみ有効の優待券
一番の売りは残高や取引状況に応じた「JRE BANK優待割引券(4割引)」、「どこかにビューーン!2,000ポイント割引クーポン」、「(モバイルSuica限定)Suicaグリーン券」のプレゼントです。
が、正直、大阪や名古屋ならいいんですが、あんまり東北や北陸と言われても、1枚だけ貰ってもなぁという所で、微妙です。残り2つも同様ですね。
その他特典も実は利用条件あり
記載の通りですが、口座残高やJREBANKデビット決済限定等の条件が付けられているので、適用に当たっては確認が必要です。
ビューカード縛りを入れてもいいんじゃないの?と思いましたが、その辺りは今後調整してくるかもしれません。
何で楽天銀行と組んだのか?
ここが最大の謎で、多田野もよく分っていません。楽天銀行口座持ってますが、現金出し入れの使い勝手良くないし、楽天ポイント付与も渋い(初期のころにポイ活勢が食い散らかしたせいもありますが)です。
ビューアルッテ使い放題なので、JR東日本の駅が居住地にある人や仕事でよく乗る人はその分メリットかもしれません。
今わかってることからこれ以上は膨らまないので、また色々分かってきたら更新しようとは思います。
2024.05.16追記
しばらく滞留していましたが、昨日口座開設完了。まんま楽天銀行ですな。
ビューカード持ってないので、JAL-Suicaカード申し込みました。JALカード退会後1年経ってないので無料とはなりませぬ。
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