OMENについて
OMENブランドについて
「OMEN(オーメン)」はなんでそんな名前になったのかは分かりませんが、いつ頃からか、HP(ヒューレットパッカード)のゲーミングPCのブランド名になったようです。
HPというと昔の人からはビジネスPCの印象が強い感もあります(DELLも同様かもしれません)が、ともかく新たな収益源と考えて、ゲーミングPCにも本腰を入れていくようです。
ゲーミングPCは「高性能=高価格」というイメージが強く、
多少高くてもお金を払ってくれる(=粗利益が高い)、
という皮算用も働いているのかもしれません
ちなみにDELLは「Alienware(エイリアンウェア)」という、これまたよく分からないネーミングのゲーミングPCブランドを展開しています。デザインは癖が強い個性的で、多田野のイメージですがOMENよりちょっとお高い目です。
多田野がOMENを選ぶ理由
あくまで主観によるものですが、大体以下のような理由です
- お値段がそこそこお手頃
- トータルパッケージとして質が高い(全方位的)
- 組み立てや部品同士の相性を考える手間が不要
- デザインが格好いい(人によりけり)
「お値段がそこそこお手頃」
昨年7月に価格改定(要するに値上げ)があった為、それまでの割安感はなくなりましたが、それでも(完全自作はともかく)BTOパソコンには負けないくらいの価格競争力は持っています。
大きな会社なので、大量仕入れによるスケールメリットも
相応に働いていると考えるのが妥当ですね。
他社のBTOパソコンと相見積もりをとるにしても、まずはHPのパソコン価格を高いか安いかを図る物差しにするとよいのではないか、と多田野は考えています。
ちなみに、HPのパソコンはHPダイレクトオンラインや楽天市場店、Amazonなど、公式運営ストアでセール時に買うのがお得なケースがあり、多田野も、ここ数年で何台かHP公式で型落ち品をアウトレットセールにて購入しています。
今回も、アウトレットセールで旧製品を購入しています。ニーズが合えば悪くない選択肢です。
ゲーミングPCはだいたい1年周期位で新製品が出ているので、あまり性能にこだわりない多田野は、「これはいい!」と思った製品を1年後に型落ちで買うようにしています。
「HP公式アウトレットセール→楽天市場やAmazon(ポイント込みでお得か)」という順番で見ていけばよいと思います。HP公式はポイントサイトを経由するとポイント貰える事があるので、そちらもお勧めします。
人気のスペックはセール時には売り切れている可能性があるため
必ず欲しい時に買えるというわけではありません。
楽天市場の場合、ポイント換金手段の意味でも人気の商品でしょうね。
なお、巷に「当サイトのクーポンを使うと7%オフ」といった表示を見かけますが、多田野は使用したことがないです。(確かアウトレットには適用できなくなったのではなかったかと)
トータルパッケージとしての出来栄え
カスタマイズパソコンのお店(ドスパラやパソコン工房等)も、BTOパソコンを魅力的な価格で提供していますが、目につきやすいところ(CPU,GPU,メモリ,SSD)以外をコストカットしているケースがある為、注意が必要です。
例えば、多田野は最初のゲーミングPCはドスパラの「GALLERIA」を使っていました。完成品を購入したのですが、Bluetoothが付いていませんでした。ぱっと見では気づきにくい部分ですが。
その時は、完成品のアウトレット(キャンセル戻り品)を
購入したので組み込みはできず。
後付けすると相性の問題かうまく接続されなかったりと
地味にストレスがたまるんですよね・・・
あと、延長保証を含めた保証部分がどうしてもそれなりになってしまいます。保証は、商品の回収・修理といったリペア体制の手厚さが会社の規模に左右されるので、その辺も含めた安心感はHPやDELLに軍配が上がります。
自作能力(=自力で修理できる能力)がない方や、リモートワーク等ビジネス用途でも使用する人ほど、DELLやHPといった大手PCメーカーを利用する価値があるとも言えます。
なお、修理代については住信SBIネット銀行のプラチナカードを保有することで保険を掛けるというやり方もできます。詳しくは以下記事をご参照ください。
ただ、リモートワーク等のビジネスにも使用される場合は
プラチナデビットで修理代をヘッジしたとしても、
メーカーの有料保証プラン(HPの場合「ケアパック」)には入ることを強く推奨します。
自作の手間が不要
自作については、「自分で構成を考えて、パーツを揃えて、組み立てること自体が楽しい」に尽きると思いますので、真反対の価値観だと思います。どちらも尊重されるべきだと思いますし、個々人の好みの問題です。
ただ、自作する手間暇かける時間、機器同士の相性や「BIOS起動しなかったらどうしよう」とか考えなくてよい安心感をお金で買っているという感覚が正直なところです。
その代わり、メーカー都合による構成を
無条件で受け入れる心の広さ・鈍感力が
必要です。
見た目が格好いい(ただし、人それぞれ)
これまで使っていた「OMEN 30L」の側面画像ですが、半面が透明ガラスとなっており、ライトアップが可能です。
だから何だといわれると
どうせ足元に置いているだけだし・・・とか。
見た目でテンション上げていきましょう!としか。
OMENのデメリット
メリット同様、リストアップしようと思いましたが、結局は大きく1点だったので止めました。
完成品の為、自由がない
メリットの裏返しとなりますが、いわゆるファーストフードの”セットメニュー”が好きな人にはお勧めですが、単品を組み合わせて選びたい人には全く向いていません。
「メモリはサムスンで」とか「マザーボードはASUSがいい」とかいうワガママは一切許されません。
ただ、セットメニューと単品組み合わせの違いが
分からない人やこだわりない人にとっては
「おまかせセットなら少しお安くなります」の方が合理的です。
注意点「拡張性・廃熱・電源供給力」
上の「完成品」に関連しますが、デザイン重視のパッケージということもあり、拡張性はほぼありません。そのため、既製品としてのスペックが自分の欲しいものを満たしているかの入念なチェックが必要です。
ニーズを満たさない場合、おそらくその機種は購入しない方がよいです。
また、ゲーミングPCはCPUやGPUを高速回転しますので、ものすごく高熱になる為、これを冷やすためのクーラーの役割は重要です。ストレスなく使用したいなら水冷は必須と考えていいと思います。
後述しますが、今回の最大の買い替え理由は
ここにあります。
また、電源供給力についても800Wあれば、普段使いでは思えますが、描画ゴリゴリの高速回転時には700Wくらい行くので、高熱ダウン&電源不足ダウンのダブルコンボを食らう可能性があります。
OMENはトータルパッケージとして良い、といいましたが
電源面については別です。
コスト見合いかデザイン重視かは分かりませんが
この点はHPの考え方に賛同できません。
このようなメリット・デメリットの双方を考慮して好感を持ったのであれば、OMENを検討する価値はあると思います。
OMEN30L→45Lへの買い替え理由
スペック比較
まずはスペックの比較からですが、多田野が購入したのは2023年の45L(RTX40シリーズ入り)ではなく、型落ちの方です。下表が30Lとのスペック比較ですが、大きな違いはありません。
微妙なアップデートポイントは以下の通り(悪くなったわけではないのでしょうが)
- CPU・・・10世代から12世代になって3~4割くらい処理速度が速くなる?
- GPU・・・3080から3080Tiになって少し性能よくなる?
- 電源・・・750W→800Wに。ただし消費電力の最大も同じく増加。
次は多田野にとってメリットが感じられたポイント。
- ストレージ・・・SSDが1TB→2TBに倍増。2NDは管理が面倒なので1つ大きいSSDだけでよい
- 冷却方式・・・水冷が簡易ではなく、温度が安定。リスト
今回、アウトレット型落ち品とは言えど、30万円以上しましたが、正直な所、どうせ買い替えるなら「RTX4090」搭載機を買うのが正解だと思います。
ただ、夏に向けて廃熱の問題が気になっていたため、藤原竜也公認!?、キンキンに冷える水冷クーラーの本品をは魅力的でした。
ここしばらくは発生していないですが、
過去を思い起こすと「デスストランディング」プレイ時に
高熱のためにシャットダウンを繰り返す事もありました。
(あの当時のゲーム動画は大変なことになっています)
また、最近デュアルモニター環境を4K2台に体制に替えた関係上もあってか、30LではゲームプレーしながらOBSで録画している際にゲームとOBSが落ちる事が頻発していたため、ストレスが溜まっていたところでした(原因は不明)。
ということもあり、お金を出して解決できるかどうかの確証はありませんでしたが、45Lを購入し、ここまで使ってきた限りではおそらく解消されたと思っています。
45L(2022年モデル)
型落ちですが見た目は2023年モデルと変わりません。水冷はさらに進化している(冷却部分の面積が増加している)ようですが、ひとまず旧型でも不満はありません。
真夏を乗り越えられるかをもって
最終評価しますが、大丈夫かな、たぶん。
このブログも45Lで書いていますが、これまでと全く変わりなく執筆できていますし、4K2台でユーチューブ動画見ながらでもアプリ落ちません。ということでとりあえずは満足しています。
予定していなかった出費なのと、エアコンや4Kモニター等の比較的大きな出費が重なった関係で、支払い額が桁超えてしまいましたが、株の成績が良かったので何とかなりそうです。
なお、サイズは縦横高さともにドカーンと大きくなりますので、机の下・床上において運用するのが無難かな。
それなりに置く部屋を選ぶサイズ感だと思います。
まとめ
ゲーミングPCは高スペックなので、ゲーム用途以外にもストレスフリーで使える為、リモートワークやリアルタイム株式取引にも同時使用できるし、お勧めです。
ただ、上を目指すと際限ないので、利用目的をしっかり見つめなおしたうえで、必要なスペックを見極める(なんでも最上級である必要はない)事が必要です。
特にビジネス用途に使う場合は、故障時の対応費用にお金を惜しまない方が結果的にストレスフリーです。保証修理体制も含めて購入検討するのが良いと思います。
私が皆さんにOMENをお勧めするか?というと人それぞれなので。
この記事や他の記事を読んでいただいてフィーリングがあるようなら
まぁ大丈夫かなと思います。少なくとも多田野は直近数台は
HP製品を使用しています。
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