以前、以下の記事で書いた通り、8月にエルゴヒューマンプロを購入しました。座り心地は物凄く気に入っているのですが、今度は机に不満を感じるようになりました。
今回のお話は、
180cm以上の方には共感してもらえるかも。
今、困っている事
リモートワーク万歳なのですが、姿勢から来る疲れがあるように考えています。
現状と不満点
今使っているデスクがGTRacingのゲーミングデスクです。寸法は横幅108cm×奥行60cm×高さ70cm。
購入して1年くらいになります。
一方、エルゴヒューマンプロは㏋記載の通りですが、問題となる床から座面までの高さ:460mm~550mm
そこに、ひじ掛けの高さが加わりますが、ひじ掛けを一番低くしても座面から約20cmある為、「地面~座面~ひじ掛け」までを合計すると66cm~75cm。
ひじ掛けの高さを一番低くしても、座位を少し上げただけで、地面~ひじ掛けの高さが、デスクの高さを超えてしまう為、椅子をデスクの下に格納できません。結構面倒です。
もっと言えば、身長180cmの多田野には、ひじ掛けの高さが座面から20cmは低いので不満です。
あと数センチ高くしたいですが、その場合、座面を一番低くしてもデスクの高さを超えてしまいます。
現状は、座位をトータルでデスク下に収まるように低くして、ひじ掛けを一番低くする事で対応していますが、地味にストレスになっています。
実現したい事
今は、デスクの高さに椅子の高さを合わせていますが、これではエルゴヒューマンプロの本領が発揮できないので、椅子のベストポジションにデスクを合わせたい、というのが私のニーズです。
机の高さを変えよう
高さのある机を探す
という事で、机の高さを変える検討をしたのですが、高さ70cmって、大体の机がこのくらいの高さなんですよね・・・
もう身長180cmは当たり前に居る時代になったと思うですが、それでも平均身長よりは高いかと思うので、既製品で70cm以上の高さの机を探すのは難しいのが現状で、なかなか見つからない事もあり断念しました。
電動昇降デスクがある~!
色々探していて行き当たったのが電動昇降デスクでした。
正直な所、電動昇降デスクのメリットとして謳われている「立って仕事も出来る」というのはメリットとしては全く同意できないですが、どこかで見かけたユーザーレビューが正に私の意の通りでした。
これまで机の高さに椅子の高さを合わせて我慢していたけど、電動昇降デスクで高さを調整する事で、椅子の高さを自分の体に合うようにすることが出来た
正確には覚えていないですが、こんなような内容が書いてあったと思います。
電動だからって、常に動かさなくても、
ジャストフィットする為の一回だけ動かすのでもいいのね。
もうホントにこのレビューが目から鱗で、エルゴヒューマンプロの性能を活かすためにも、電動昇降デスクを購入する事を決めました。
希望条件
上を見るとキリがないので、予算と設置スペースに制約を付ける形で、大体こんな感じで考えました。。
- 予算は天板+脚で10万円未満。出来れば5万円位。
- 設置スペースは、既存の配置を変えたくないので、幅120cm。
- モーターはデュアルモーター。
- 脚は三段階。
- 天板は天然木材。
- その他に拘りは無し。メーカー名にもこだわりなし。
希望条件を吟味する
先ほど希望条件を上げましたが、改めてそれらに拘るべきかどうか吟味してみました。
予算
要するに、コクヨや岡村といった、名前の通ったメーカーのファニチャーは予算的に無理ですよという縛りになります。
さすがに初の電動昇降デスクとなる為、失敗しても諦めのつく金額にしておいた方がいいかなという判断です。その分投資に回すお金も減りますので、程々に。
ただ、その大きさや重量から、普通の机以上に入れ替えが容易ではない(合わないからと言って、簡単に別の机に入れ替えられるようなものではない)事から、しっかりしたものを買う必要がありそうです。
それなりの出費は必要となりますが、
性能面での検証で見極める訳です。
設置スペース
多田野の机上は27インチと32インチのディスプレイが乗っかっていて、これを幅108cmの机に載せること自体が相当スーパークレイジー君なのですが、モニターアームを使って可能としています。
順当に考えれば140cm幅が丁度良い所なのですが、今より+32cmとなると、近接している棚を動かさないといけないので・・・一旦120cmを目指すことにします(電動昇降デスクの幅は大体120cm~)
奥行きは出来れば70cm欲しいのですが、120×70cmはさすがに自作するしかありません。
話は変わりますが、リモートワークにもゲーム動画配信にも、デュアルモニター環境はお勧めです(以下記事参照)
ただ、デュアルPC+デュアルモニター環境は、
運用管理が面倒で1年ほどで諦めました。
モーター
シングルとデュアルの差は、昇降モーターが脚の片方だけにあるか、両方にあるかの違いです。昇降スピードや動かせる積載重量に差が出てきます。
「動かせればいいよ」という考え方もありますが、基本的には「下位グレード=シングル、中上位グレード=デュアル」の為、それなりの物をと考えると結果的にデュアルになると思います。
脚の段階
脚を伸ばしていく場合に三段階で伸びるか、二段階で伸びるかの違い。三段階の方が滑らかに動きます。これもモーター同様「下位グレード=二段階、中上位グレード=三段階」となる為、それなりの物を望めば三段階になると思います。
なお、三段階(ピラミッド)は
上が太い製品と下が太い製品に分かれるようです。
天板
気持ち的なものですが、できれば天然木を使った天板がいいなと思いました。大きさにもよりますが、天板だけで2万円以上くらいは覚悟した方がよさそうです。使えば使うほどが楽しめそうです。
なお、電動昇降デスクは天板と脚は別なので、天板だけ購入したり、買い替えたりという事が出来ます。
天板はホームセンターで板を買ってDIYしたり、通販で扱っている店もあるのですが、前者は技術が必要な事と、後者はまだブルーオーシャンの様で、競争原理が働かず、それなりに割高です。
予算を重視する場合は、割り切りが必要な条件ですね。
2023年3月に天板をウォールナットに買い替えています。詳細は以下の記事で。
条件のおさらい
以上のような検討から、予算は5~10万円程度、脚=デュアルモーター&三段階で、天板は脚の値段次第という方向で条件にマッチする商品を探すことにしました。
電動昇降デスクのメーカー
国内ファニチャーメーカー以外となれば、メーカーはこんな感じですね。
- アイリスオーヤマ
- 山善
- Flexispot
- タンスのゲン
実は検討の切っ掛けになったのはパソコン工房の電動昇降デスクを見た事もあるのですが、これがシングル&二段階で3.5万円でした。
ちょっとタンスのゲンは馴染まないので外して、残りの3メーカーで調べてみました。
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマの場合、DST-1200がお手頃です。但し、シングルモーター&二段階です。
山善
山善はそれなりに気合が入っている様ですが、二段階で5万円超えと、あんまり安くなかったです。セール時は変わってくるかもしれません。
Flexispot
聞いたことのない会社ですが、結構ブロガーに商品提供していて、紹介記事があちこちで見られるので、電動昇降デスク界隈では有名なのかもしれません。
アフェリエイト目当てで全製品にリンク張ってる人も
多くて閉口しました。
ただ、製品ごとの比較表など、一番親切だったのもこの会社なので、好印象は持ちました。
比較表を見る限りでは、E7かE8が私の求めている性能になりそうです。ただ、脚だけで5万6万かぁ・・・/
E7とE8の違いは、E8が静音モーターを採用する等
細かい違いの様なので、拘りなければE7で良さそうです。
とはいえど、この中からという事では、数多あるブログ記事も(宣伝記事である事を割り引いて)参考にしながら情報を選別していくとFlexispotがいいかなという結論に至りました。
Flexispotをさらに検討していく
もう少し調べていくと、「SANODESK」(佐野デスク??)という名前が出てきます。Flexispotの通販専売のブランド名だそうです。
SANODESK(別ブランド)
そのSANODESKからはE150とEC5という2つの製品が出ている様で、E150はシングル&二段階、EC5はデュアル&三段階で多少違いはありますがFlexispotで言う所のE7に近い製品の様です。
SANODESKはFlexispot公式通販でこそ販売していませんが、
他ECショップでは普通にFlexispotが販売しているので、
違いがあるんだかないんだか良く分かりません。
E7とEC5の脚の値段が12,000円違うので、名前に拘りなければEC5で決定ですね。
買い時について
更に宣伝ブログを見ていくと、しょっちゅうセールをやっているとの事です。特にSANODESKのセール頻度はFlexispotの製品よりも多いとの事です。
Amazon、楽天、Yahoo!、そして公式でセールをやっている様ですが、話を総合すると、「25~30%引きのセールがあれば買い」と考えて良いようです。
宣伝記事は長いので、要点だけをつまみ食いします。
SANODESK EC5を購入しました。
購入した内容
上記情報を元に吟味した結果、丁度楽天市場でスーパーDEAL対象だったため、以下商品を購入しました。
ポイント20倍と割引クーポンが定価の2割の為、実質で考えれば約40%引きという事になります。(実際には割引分にはポイントは付かない為、割引率は下がります)
多田野の購入明細は以下の通りでした。ポイントのつき方は人によって若干倍率変わる点は含みおき頂くとして、実質負担額から逆算すると、約37%の値引きとなります。
楽天ポイントは、西友や楽天市場で日常的に消化するので、
ポイント還元になる事は全く問題ないです。
お買い物満足度は
元々上げていた購入条件の内、横幅と天板の素材は満たせませんでした。
- セット製品の横幅は140cm。(ただ、奥行き70cmは満たせました)
- 天板はメラニン樹脂なので、天然木ではない。
横幅については、デュアルディスプレー置き場としては適正な長さなので、ちょっと部屋の配置を工夫して受け入れます。
天板は、脚単体もセール対象だったので、脚単体+天板で揃える計算もしたのですが、還元率の差や割引クーポン有無の差で「セット+天板の方が、脚単体+天板よりも安くなる」という訳の分からない値付けでした。
こうなると、セットで買い一択ですよね・・・
気に入らなきゃ天板だけ追加で買えばいいんだし。
一方でお値段については支払金額でも5万円を下回り、実質負担だと更に1万円下回るわけなので、満足ですね。当初10万くらい掛かるかなと考えてた時から比べると、安いです!
トータルでは良い買い物だったと思います。名前は挙げきれませんが、色々な所のブログサイトを参考にさせてもらいました。
最後に
という事で、注文は完了して商品到着待ちなので、設置後こちらに更新していきたいと思います。
番外編「キャスターは買おう」
キャスターというのは机の脚底部に付ける所謂”コロコロ”の事です。
色々なブログを見ていると、車輪を底に付ける事で安定感が損なわれるのではないかと気にする声も無い訳ではないです。
但し、非常に重い製品なので、一度設置すると動かすのは難しく、キャスターを付けると掃除や移動が楽になるというメリットを上げる方が多かったです。
キャスターはFlexispotで買うと3,300円かかりますが、汎用製品ですのでM8の寸法と積載量だけ満たせば別に調達しても良いようです。
通販サイトで「ねじ式キャスター」「ねじ込みキャスター」「M8」で検索すれば、商品が出てくると思いますが、心配な方は多田野と同じ物を購入する手もあります。半額以下です。
1/15追記「昇降機能はあまり使っていません」
設置後の写真を置いていない事に気づいたので、掲載します。
見出しの通り、一度、椅子と机の高さとの心地よいバランスを掴んでしまえば、そう何度も机の上げ下げを行うものではありませんし、その必要性もないでしょう。
多田野も今は昇降機能は使っていません(今触ったら動きましたので故障はしていません)し、「高さ70cmの既製机は合わない」といって昇降機能デスクを買ったくせに、今の設定値は71cmです。わずか1cm!
ただ、心地よさはプライスレスなので、個人的にはこの1cmに3万円かけた事に全く後悔していません。ただ、これが5万円だったら・・・色々考えたかもしれません。考え方が変わる境目は分かりませんが、アリの決断だったと思います。
迷っている人の背中を押す一言になれば幸いです。
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